LCCってなんですか?

価格低下_プライスダウン海外マメ知識
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最近よく聞くLCCってなんですか?

にゃんでくん
にゃんでくん

はかせ、LCCって飛行機の会社の名前なの?

にゃんとはかせ
にゃんとはかせ

おや、にゃんでくん。どうしたんですか?

にゃんでくん
にゃんでくん

LCCを使うと安いって聞いたんだけどよく分からなくて、LCCってなんなの?

にゃんとはかせ
にゃんとはかせ

LCCは(ローコスト・キャリア)の略で格安を売りにしている航空会社の総称ですね。

にゃんでくん
にゃんでくん

そーなんだ、じゃあLCCを使った方が良いんだね?

にゃんとはかせ
にゃんとはかせ

安いのには理由があるんですよ。自分に合った会社を使った方が良いですね。使い方によっては逆に高くつきますよ?

にゃんでくん
にゃんでくん

LCCなのに高くなるの?詳しく教えて!

LCCとはどんな会社なんですか?

LCC(ローコスト・キャリア)は、運航にかかわる費用を抑えてチケットを安く提供している会社のことです。LCCと逆の言葉はFSC(フルサービスキャリア)と言います。(もしくはレガシーキャリアと呼ばれることも。)またその間に位置するものをMCC(ミドルコスト・キャリア)という事もあります。

ムリに例えるなら、FSCが高級レストラン、LCCはファーストフードといったところ。食べる目的はどちらも満たせますが、サービスなどに違いがあるといったところですね。

日本の航空会社はどれにあたるの?

日本の航空会社はどれにあたるのでしょうか?おおよその次の通りです。

・FSC…ANA、JAL
・MCC…スターフライヤー、スカイマーク、エアドゥ、ソラシドエアなど
・LCC…ジェットスター、ピーチアビエーションなど
なお、LCCにはバニラエアもありましたが、ピーチアビエーションに統合されました。(2019年10月26日付)

 LCCって外国にもあるの?

あります、どちらかというと日本やアジアは後発のようです。ただ、コストダウンや価格競争などにより経営破たんや会社の統廃合もあるようです。

何が違うんですか?

サービスが全く異なります。安全に対する配慮は航空法などで定められているのでほぼ同等のはずですが、他の点は大きく異なることが多いです。下のすべての項目が当てはまるかは分かりませんが、こんなことをしてコストを下げてます、と言う例です。

運航コストを抑えるために

機体はなるだけ同じ物を使う

飛行機の種類を少なくすることによって整備や使い方の訓練などのコストを抑えています。先ほどのファーストフードの例でいえばメニューが少なければ店員は楽に早く処理できますよね。

利便性の悪い場所、立地条件

特に巨大な空港の場合、ボーディングブリッジで行ける場所ではなく沖止めといって離れた場所に飛行機が留まります。これは空港使用料を抑えるためです。航空会社が空港に払っているお金ですね。この分私たちが飛行機に乗るのにバスを使って時間をかけて乗り込むことになります。

またサービスカウンターなどの場所も遠かったり立地が良くないことが多いです。

人件費節約

我々に関わることで言うと、空港でチェックインするときに使っているサービスカウンターなどの人の滞在時間が短いことが多いです。チェックイン時間直前に人が来る、というような感じです。人件費を抑えられますのでこの辺りもサービスコストを抑えるために行っていることなんですね。

またチケットの購入もインターネットで買う以外は手数料などが高くつくことが多いです。

提供サービス

FSCでは最低限の荷物を預けるのは無料ですが、LCCは有料になることが多いです。座席の指定も有料となります。また基本的に機内での食事や飲み物も有料です。事前の予約が必要なこともあります。

機内設備も人を多く乗せるためか簡素でさらに席と席の間が狭くなっています。大柄の人はかなり窮屈になるでしょう。

スルーチェックインもしてくれないことが多いです、このため乗継便を利用するときは注意を払わなくてはなりません。遅延などの対処もありません。フライトキャンセルなどの時の保証も基本的にありません。

圧倒的に値段が安い

LCCは今までに書いたデメリットの分値段が安くなります。場合によっては半額程度となります。理解したうえで利用するには非常に助かる料金です。

どういう人がLCCに合っているのかな?

低価格を実現するために他のサービスは最低限提供するのがLCC、ということでした。

まずは時間などの制限が厳しい旅程の場合は、LCCを使うのは難しいと考えた方が良いでしょう。乗り継ぎで次の便に乗れないなどのケースが増えそうですね。乗り継ぎがなく、日程に余裕がある旅の場合は費用が抑えられて良いですね。「いつ着いてもいい、行けたらいい」という人には間違いなくお勧めですね。

他のサービスはお金を払えばなんとかなる部分もありますのである意味自分でサービスを選ぶ乗り方が可能です。必要な部分の金額を算出して安くなるようだったら使ってみたらいいのではないでしょうか。