海外のレストラン事情
レストランでの食事も日本とは違うことが?ここでは食事をするにあたり必要な知識、筆者が今までに感じた海外ならではの情報をピックアップしてお届けします。(ほとんどしゃべれない人向けです!)
筆者の感覚では海外では食事に特に時間をかけてゆっくり食べることが多い気がします。急いでいるときはファーストフードなどを利用した方が良いかもしれませんね。また国によるところも大きいですが、夜遅めの時間ではレストランは閉まってしまうか、温かい食事は用意できないと言われてしまうことも。現地の時間に合わせて食事をとりましょう。(国によって夕食の時間帯も異なるようです)赤道直下のアフリカ周辺の国でお昼に食事に行こうとしたら小規模のレストランは開いていないところもありました。暑すぎて人が来ないから開けてないとのこと。
またファーストフード以外では基本的に写真の入ったメニューはないです。外国人がよく訪れるレストランなどは写真を載せたメニューを置いていることもありますが。メニューですが、料理のタイトルはその国の言葉と英語で書いてあっても詳細は英語では書いていないことも多いです。電子辞書やスマホがあるといいかもしれませんね。写真がついていると指さして頼めるので楽ですね。
日本で言うところの「セット」は通じない!(ファーストフード)
ファーストフードで食事をとることがあります。だいたいは最初に挨拶してくれるみたいですがそんな余裕はないのでまず注文を言います。まずここで店員さんは「あ、この人しゃべれないのかも」と思ってくれます。
メニューを選ぶとき、ついつい○○セットと口にしてしまいますが、伝わりません。和製英語なんですね。もし同じようなことを伝えたい場合は「Combo(コンボ)」と言いましょう。ただ、ファーストフード店ではセット販売が基本なのでメニューを指させば基本的にセットになるはずです。
あとは通じることは通じるらしいけど定型句じゃないようで聞き取ってもらえない事もあるのが「テイクアウト」です。「to Go(トゥーゴー)」の方が一般的らしいです。他に「Take Away(テイクアウェイ)」という事もあるみたいですね。国によっても違うようなので仕方ないかなー。私は通じないので「baggage(バゲージ)」と荷物を持つような手振りをして持ち帰りにしてもらうことが多かったのですが、聞き取ってもらえないことも多いです。お店で食べるなら「For here(フォヒア)」でいいですよ。
メニューを指さして「this one(ディスワン)」でも伝わりますが、カウンターにメニューが置いてないことも多いのでその時は頭上の写真を指さしながら数字を言えば大丈夫です。飲み物は自分で注ぐタイプもあります。ファミレスのドリンクバーみたいなもの。この場合は空のカップを渡されるので自分で入れましょう。日本に比べて巨大なサイズであることが多いので小さいのでいいと思います。
お会計はだいたい数字が表示されるレジのはずなのでその金額を出しましょう。また通常クレジットカードが使えるはずなのでそちらの方が簡単でしょう。
朝食付きのホテルの場合はヴィッフェスタイルも
ホテルで朝食付きの場合があります。この場合はホテル内にあるレストランが朝の時間帯に解放され、ヴィッフェ(バイキング形式)になっていることが多いです。チェックインの時に場所と時間を聞いておきましょう。聞き忘れたらフロントでbreakfast?とか言えば教えてくれるはず。レストランの入り口に人が立っていてルームナンバーを聞いてくるので言えば大丈夫です。ルームナンバーを言う自信がなければカードキーのホルダーに記載された番号を見せればいいでしょう。場合によってはコーヒーを持ってきてくれる人が直接部屋番号を聞いてくることもあります。
レストランは量が多い。
レストランでは入店するとどうぞどうぞと席に案内されます。お客さんが少ない場合はどこでもどうぞ「anywhere(エニーウェア)」と言われることも。席に座ったらまずはドリンク。水はガス入りとガス抜きがあるので「water with gas(ウォータウィズガス)」「still water(スティルウォータ)」などと頼みましょう。無料の水(水道水)の場合は「tap Water(タップウォータ)」ですが、水道水が飲用に適しているかは国ごとに確認ください。
water(ウォータ)だけだと発音のせいか、伝わりにくいこともあります。
Mineral(ミネラル)や上記の言葉をつけると伝わりやすいですね。
レストランの規模によっては水が勝手に出てきて水道水かもしれない時もあるよ。お腹弱いときはジュースとか飲み物を注文したほうがいいかもね。
メニューは「appetizer(アペタイザー、前菜)」「main dish(メインディッシュ)」「side dish(サイドメニュー)」「desserts(デザート)」等に分かれています。mainやsideの代わりに「fish,meat」などと分かれていることも。何の料理か電子辞書などで調べていると「まだ?」って聞きに来ることもあるのでその時は「please wait for few minutes(プリーズウェイトフォフュミニッツ)」と言って待ってもらいましょう。
給仕(ウェイター)さんは担当者制になっていることが多く、場所によっては別の人に頼んでも自分の席の担当の人が代わりに呼ばれたりします。
筆者は本当に全く英語がしゃべれない時代、ホテルのレストランに何度も足を運ぶ予定だったので、最初にレストランに入ったときにデジカメでメニューを写しておきました。そして最初だけすぐに読めた食べやすい料理にし、次の日からは写真を確認して食べたいものを事前に調べておいたりしました。
国やレストランによりますがパンが無料でついてきます。沢山出てくるのでメインが食べられなくならないようにご注意を。食べなくてもいいんですよ。
給仕(ウェイター)さんを呼ぶときは「Excuse me」で大丈夫、一応アイコンタクトでも来てくれます。料理は量が多いです。国によっても量は様々なのでできればレストランに入る時に他のお客さんのお皿をチラッと確認できるといいですね。筆者はアメリカで「appetizer(アペタイザー)」と「main dish」をお願いしたら「おいおい、そんな量で足りるのかい?」って言われたことがあります。実際それだけでもめちゃくちゃお腹いっぱいになりました。
たまたまかもしれませんが、アメリカのレストランでは「どうだい?楽しんでる?」のようなことを頻繁に聞かれました。とりあえず「good!」とか言っておけばいいと思います。デザートなどを頼むときは「(desserts)menu please(デザートメニュープリーズ)」などと頼んでみましょう。食後にコーヒーを頼んでもいいかもしれませんね。
会計をするときは「Check Please(チェックプリーズ)」です。「check」だけでもわかりますし、サインするような手の動きで伝えることもできます。通常自席(食べてたテーブル)での会計になります。まれに入り口付近のカウンターで会計することもありますが、筆者も一度しか経験がありません。自席での会計であればレシートの入った手帳(レシートホルダー)のようなものが出てきますので金額を確認し現金支払いなら現金を、カード支払いならクレジットカードを入れて待ちます。クレジットカードの場合は一度持ち帰り再度サインをするレシートを持ってくるのでサインしてそのまま終了、現金の場合はおつりが出てきます。
これと同じのをください。あれと同じのをください。
「あ、ぼくも同じのを」って頼むときは簡単です。「The same(ザセイム)」です。日本で言うときと同じ感覚で使えます。これください、と指さすなら「this one(ディスワン)」。あれと同じのをと頼むなら「the same as that one(ザセイムアズザットワン)」でしょうか。軽い感じの注文になりますがニュアンスが伝わればいけるので。
チップはどうすればいいんだろう
そもそもチップの習慣のない国、チップが含まれているレストランも多いです。できれば現地の事情を知っている人に事前に確認しておいた方が良いですね。観光客向けのレストランの場合は最初から含まれていることも多いのです。「Service Charge」と書いてあった場合はサービス料込のはずなのでチップは要らないですね。
チップが必要な場合はクレジットカードの場合はTIPの部分に手書きでチップ相当の金額を書き込みます。現金なら一度支払して帰ってきたレシートに再度お金を入れておいておけば大丈夫です。ちなみにクレジットカードで普通に支払してから現金をレシートホルダーに入れておくのもありです。
海外の日本食レストランってどうですか?
比較的長めの出張や旅行だと日本食が恋しくなることもあります。「米がたべたい!」とか「お味噌汁飲みたい!」とかそんなこと思ったり。さて海外の日本食はどんなものなんでしょうか?
もちろんレストラン次第ではありますが、筆者の経験では日本人が多い場所のレストランは洗練されたところが多いようです。お値段によらず、その傾向が強いように思います。なので日本人が多く訪れるような観光地が近い日本食レストランであれば少しは期待できそうですね。シェフが日本人や日本人が指導するレストランでは日本の美味しいレストラン並みなことも多いです。
逆に「これ冷凍食品ですよね?」ってレストランもあります。前評判が分からなければ期待しないでおきましょう。筆者はミソスープ頼んだら飲み終わらないとご飯が出てこないレストランに入ったことがあります(味噌汁じゃなくてスープ扱いなんですね)。また、鉄板焼きのデモンストレーションのあるお店(鉄板の上で肉などを炎で豪快に焼いたりする)なんかもありますね、日本であまり見ないものが海外では日本食として振る舞われているようで少し驚きました。