海外で必要な電気製品ってなんだろう、使えるかな?
海外で家電製品なんて使わない?ホテルで過ごす予定なら備えつけのものも多いでしょうか、それならあれもこれも必要、なんてことはないですよね。でも旅先ならではの必要な家電などもありますよ、チェックしてみましょう。海外初心者向けに分かりやすく、比較的良く見かけるマルチプラグの使い方まで解説します。
必要そうな電気製品の一覧
注意点は次の項目から。リンクを押すと商品お勧めのページに飛びます。
スマホ、タブレット | 充電ケーブルや付属品など新しく買っていくならチェックをしっかりと。 |
ノートパソコン | 事前にバージョンアップやwifi接続の確認を。 |
スマホ等の充電バッテリー | 容量や充電ケーブルのチェック、持ち運びで壊れないように。 |
ドライヤー | ホテルで借りられても風が弱かったり使いにくいことも。 |
電気シェーバー | 旅行用に買いなおしたら動くかチェックしておきましょう。 |
アイロン | ホテルで借りれることもありますが旅行用の小型のものもあります。 |
wifiルータ | 自前のものかレンタルかwifiの使い方によってはあった方が良いです。 |
電気ポット | 水を沸してコーヒーやお茶などを作ることができます。 |
デジタルカメラと充電器 | カメラを使う人は忘れずに。 |
ミュージックプレイヤー | スマホは充電が心配になるので別に持っておくと吉 |
ポータブルゲーム機 | スマホの代わりに時間をつぶせるもの |
スマホやノートパソコンは直前にバージョンアップの確認、必要なソフトが動くか、パスワードが何かを確認しておきましょう。海外の遅い回線でOSのアップデートを延々とやり続けた人もいるみたいですよ。あまり使わないノートパソコンなら早目にやっておかないと一日で終わらないかもしれませんね。
ちょっと待って!いつも使ってるのは海外でも使える?
電気製品は海外でも使えるか、これはちゃんと調べておきましょう。筆者は昔、ガラケーの充電をしようとしてコンセントにさした所、「パンッ」と言う音とともにかぐわしい匂い焦げくさくなり充電器をダメにしてしまった経験があります。一瞬でいいからなんて思っても一瞬で壊れるのでご注意ください。そもそも充電されません。(実際には数秒たってから焦げ臭くなりました、たしか)
海外で電気製品を使う時、気を付けなければならない点は2点。電圧と(コンセント)プラグの形状です。
電圧は?
筆者のガラケー充電器が壊れたのは電圧のせいでした。電気製品は電気で動きます(当たり前)。電気にもいろいろな分類があります。電気について電圧で考えると、日本で一般向け製品は100V(100ボルト)で動きます。家庭にもあるコンセントから出ている電圧ですね。外国では240Vから100Vまで様々です。これが違うと電気製品が動かなかったり壊れたりしてしまうのです。ひどい時は発煙、発火してしまうでしょう。
電圧が対応しているか確認
電気製品に以下のような表示があると思います。これをみて判断しましょう。
INPUT:100V-240V~50/60Hz
Hzは周波数です、これももしどちらかしか書いてなければ(例えば50Hzだけなど)逆の周波数の電気が流れていれば動かなかったり使えなかったりしてしまうでしょう。ただ、日本には50Hzも60Hzもあることから考えると、どちらかにしか対応していない電気製品はあまり売っていないと思われます。電圧のほうは100Vから240Vに対応しているという事なので外国での使用は問題ないでしょう。
INPUT:100V-120V~50/60Hz or INPUT:100V~50/60Hz
こうなっていたら120Vまでしか対応していません。右の表示だと100Vのみ。行く国によっては200V以上が使われていることがあるのでその時は使用することができません。
どうしても100Vしか対応していない電気製品を使いたい
お勧めできませんが変圧器を購入すれば100Vに対応させることができます。但し重いし、かさばるし、意外に値段も高いです。これを買うくらいだったら海外対応の製品を買いなおした方が良いです。筆者も最初の出張の時に買ってみましたがある程度の機器を使う場合は重いものを買わないと動かないし(出力電流が変わってくる)、外国の空港に入る時にX線チェックで「あやしい物体が入っている」と言われて取り調べを受けたりしました。筆者はもう持っていきません。
INPUTって表示がないんだけど…
いくつか原因が考えられますが、よくあるのは電気製品からACアダプターを介して接続する製品の場合です。
ノートパソコンなどにもよくありますね。上の写真の黒い箱のようなものです。INPUTの表示はコンセントから直接電気をとっている製品に対しての表示ですからここに表示があります。(この黒い箱で電気を交流から直流に変換している為、電気製品自体ではなくこちらに表記されています)
あとは表示シールが取れてしまったりかすれて読めなくなっているなどでしょうか、この場合は絶対に問題ないと言い切れないなら海外にはもっていかない方が賢明でしょう。もし日本で使えていても海外で使えないことも多いですし、発火などで不測の事態になってしまいます。
コンセントプラグの形状は?
さてコンセントの形状が違えば電源をさすことができないので使えません。海外ではいろいろな形の電源コンセントが存在します。
筆者が作った画像ですが概ねこのような形をしています。上の3つは「タイプA」と言われ、プラグの形状としては全て日本の電気製品をそのまま接続できます。電圧が違えば使えないかもしれないのでご注意を。日本のほか北米、アジア一部、中南米一部などで使用されています。他にもいろいろな国で使われているコンセントを掲示しましたがどこで使われているかは省略します。(ひどい)
さて穴が3つものと2つのものがありますが2つセットで電気が流れます。もう一つはアースと呼ばれるものです。アースが何なのか、ここではあまり関係ないので説明は省きますが国によってはこのアースのピンがないとプラグがさせないものもあるので注意が必要です。(アースがささることによって他のピンがささるようにロックになっているケースがあります)
どこの国で使われているのか教えてよ!
国によって違う上、日本のように全域で一つのコンセントを使っている国ばかりではありません。地域によって異なったり、外国人が良く来る地域のホテルでだけその国で使われているコンセントが使われていたり様々です。なのでここではお伝えしません。ではどうするか、筆者はマルチプラグを持参します。
マルチプラグの利点
海外に行く場合、いくつかの国を回るツアーだったりハブ空港と呼ばれる空港での乗り換えがあったりします。予想外の国でスマホやタブレットを充電したいという時、マルチプラグであれば色々な形のコンセントに対応できます。最近は空港内にUSBの充電ポートを備えていることもありますがコンセントがある場合もあります。なのでマルチプラグを持参するときは手荷物に入れておきましょう。(飛行機内にもUSBポートがある場合もあります。)
おすすめの電源まわりの準備一式はこれだ!
筆者のおすすめですが最初から海外向けの電気製品をそろえます。これで電圧についてはクリアできます。あとはプラグの形状のみなのでマルチプラグを準備。マルチプラグで1口(ひとくち)のAタイプのコンセントができるのでこの先に日本で普通に売ってるテーブルタップをつなげます。これでテーブルタップの先に機器をたくさんつなげられます。(テーブルタップにランプがつくタイプの物はランプが切れるのでランプなどないものを選んでください)
なぜこうするかと言うと、テーブルタップを変えれば口数の制限にとらわれないからです。4口必要なら4口のタップ、2口でいいなら2口タップといった感じ。必要な数だけ機器をつなげられます。また、コンセントを分岐するだけのタップ(ケーブルがない分岐部分だけのタイプ)も売っていますが、筆者は1m~2mの長さのテーブルタップをお勧めします。なぜならマルチタップの先にそれをつなげると重さでマルチタップが抜けてしまうからです。海外ホテルの電源コンセント、日本でもそうですけど中途半端な高さにある場合があるんですよね。
そしてテーブルタップからUSB充電器などを接続しましょう。もし元々USB充電しかしない予定ならそのような機器も販売されているので自分の持参する電気機器の事情に合わせて選びたいですね。テーブルタップにUSBポートもついているものもありますのでこれもお勧めです。
筆者の場合はノートパソコンと電気シェーバーの充電、USB充電器で3口。USB充電器にスマホ2台を接続して充電させてました。
まとめ
ちゃんと考えて用意しておかないと便利な電気製品を持っていても使えないなんてことになります。高級ホテルなどならマルチタップを貸してもらえるかもしれませんが、日本の電気製品を接続するためのマルチタップは日本で用意した方が安全です(無い可能性があるということ)。接続もちゃんとできるか事前にチェックしたうえで海外に持ち出したいですね。電圧だけは実際に200Vで使えるか現地に行かないとわからないですが、その他は試しておきましょう。200V対応と書いてあれば問題ないはずですよ。